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日々巡らす思索の結果をブログという形式に昇華した事によってインターネット上に常駐し始めた、日付順に並ぶ一連の文章群。人工衛星の様に電子の海に浮かぶそれは筆者の頭中世界を大いに反映する。
Posted by - 2024.04.29,Mon
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Posted by 雪花美鴎 - 2011.02.03,Thu
  さて何を書こうか。明確な内容は浮かんでいない。しかし何か書きたい。そんな意識がある。

私は最近、カントの『純粋理性批判』を読んでいる。中山元さん訳の、光文社文庫のものである。この本は難しい。だが、面白い。考えることの面白さに、私は気付いた。そこで、私は考えてみた。哲学について。

哲学の意味とは何であろうか。哲学とは、純粋に考える事の学問である。それ故、すぐに役に立つような実利性もなければ、後になってから、直接役に立つかどうかも分からない。倫理学の系統であれば、なにか、世の中を良くするために、役に立ちそうである。しかし、空間や時間について思索を巡らすのは、何の意味があるのか。
直接な意味などない。当り前である。日常生活の何の役に立とうか。でも、面白い。深く深く考え、奥へ奥へと突き進んで行くのは、楽しい。宝探しの様である。確かにそうだ。哲学は、真理という宝を探し求めている。
宝には、金銭的価値を除いて、日常的な価値など無い。宝があるから、日々の生活が楽になったとか、楽しくなったとか、そういうことは起こり得ない。けれど、ただただ欲しいと思う。手に入れたいと思う。そして、それを獲得しようと、躍起になって、掘ったり探したりするのは、非常に疲れるが、至極楽しい。
哲学とはそういうものではないだろうか。困難だが、楽しいものである。

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