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日々巡らす思索の結果をブログという形式に昇華した事によってインターネット上に常駐し始めた、日付順に並ぶ一連の文章群。人工衛星の様に電子の海に浮かぶそれは筆者の頭中世界を大いに反映する。
Posted by - 2024.11.29,Fri
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Posted by 雪花美鴎 - 2011.01.17,Mon
  絵を鑑賞するのは好きだが、描くのは嫌いだ。いや嫌いというのは不正確である。的を得ていない。苦手なのである。出来ないのだ。今迄学校の美術課題で描いたことは何度もあるが、思うようには何時も描けず、常に評価は最悪。
それでも絵を観るのは好きである。文学と音楽の次に好きである。
そして、この前はゴッホ展に行った。なかなか情緒溢れる作品が立ち並び、良い芸術的体験をした。唯、それらの絵が理解できた、という訳ではない。正直な話、全くと言っても良い位、分からなかった。しかし、何か絵にとりついている画家の情念の様なものを少し感じ取れた気がする。特にあの有名な、ゴッホの自画像を観た時だ。私はその絵の前に立って、真正面から対峙した。強烈なタッチでそれは描かれていた。まるで書道を繰り返した様だ。とても荒々しい。けれども非常に整っている。荒々しさが全て同一の方向に整然と向かっているからである。絵に関して何の知識もない私の単なる憶測であるが、この作品は、一時の感情の赴くそのままに、筆を動かし制作したものではないだろうか。それには、一つのものに向かうひたむきな情の高ぶりそのものが表れていた。
そういえば小林秀雄は言っていた。「芸術は分かるものではない。感じるものだ。」と。それならば、私は正しく芸術を鑑賞していたのかもしれない。
さて、話はがらりと変わる。
私の高校生活はもうじき終わる。また状態的には卒業しているのと大差ない。事実上、学校に行くのは残すところ後二日程である。卒業式とその予行練習。三月だ。だから、今は休みである。
それにしても、長かった。中高一貫校であったので、同じ学校に六年間も通っていた事になる。本当に様々な事があった。中学三年間はサボりながらも、なんとかテニス部で精進していた。高校時代はバンド活動をしていた事が強く印象に残っている。その中で、何もかもが上手くいくはずはなく、何度も嫌な経験をしたし、強烈な挫折を味わい、余りの屈辱感に精神を挫かれそうになったりもした。それでも、私は良い中学高校生活を送ったと
確信している。どのような事も、今の私を構成するかけがえのない要素だ。どんな些細なものでも、それを省いてしまったら、今の私にはならなかっただろう。本当に良い学校生活を送った。

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